クラウとリュカ 4話|春の嵐と悪霊(予想外な出来事)

リュカの助言とクラウの想い

クラウとリュカが仲良くならないまま、あっという間に時が過ぎていき
はらはらしながら様子を伺っていたある日

母が「ここの所毎日怖しい夢を見て、飛び起きるのよ」と話していました。

もしかして春の嵐のせいか、気になって聞くとリュカから返事がありました。

リュカミア
「その通り、春の嵐の影響ね。この時期の南風はパワーが強いので良いものも悪いものも引き寄せてしまうの。
南風の吹く前後数日は霊の力が増しているので気をつけた方がいいと思うわ」
みや
⦅そういえば・・・・去年のこの時期に2日間だけ動物霊を見たなぁ。
夜中に目が覚めて目の前に犬の首だけ浮いているのは驚いたな~。
現実感が無くて『これって夢かな~』と目の前の犬の首と少しの間、お互い見つめ合ってたっけ。

犬の首がいつまで経っても消えず、恐る恐るさわってみようとしたけど、さわれないので『怖くないしいいかぁ。』って寝なおしてしまったけど、あれもクラウが放置してたんだから無害な霊だったんだろうなぁ。考えて見ればあれが唯一の目の前で直接見た霊体験だったな~。

クラウが来る前に見た霊は外から窓越しに影が立っているとか、すごいスピードで窓の前を横切ったりと少し距離があったしなぁ。あとは夢で見てる事が多いなぁ・・一番怖い思いしたのは、そんな夢の中の霊だったわ。寝てる時 は無防備だから霊も近づきやすいのかしら?

今年はどれも見てないけど、また今年も影響があるのね。⦆

「ありがとう。そうするね。 でも、リュカは来たばかりなのになんでそんなに詳しいの?

それに、いつもはこういった説明はクラウがするのだけど・・・クラウは・・・元気なさそうだね。」

リュカミア
人間よりもそういった事には敏感かもしれないわ。春の嵐は特にパワーが強いので感じ取りやすいわね。意識しないでも自然と理解できるのよ。あとクラウは相変わらずだわ。近寄って来ないし、今は歌で疲れてまるで使えない状態ね。」
みや
⦅今、一瞬幻獣界の自然の景色が見えたような・・・自然の中で生きていたから、余計そういった事に敏感なのかな・・ クラウのことは、恋されている本人なのに他人事のようにシビアだわ。

でもクラウが歌わなくなった時は、心配そうにしてたのになぁ。
話すと厳しい・・リュカってツンデレなのかしら?⦆
「ええっと。こんな時リュカの能力の『浄化』は使えるの?」

リュカミア
「その・・申し訳ないのだけれど、みやさんにはわたしの力は今の段階では使いこなせないので無理だわ。
本当は、クラウと皆で協力するのが一番なのだけどギクシャクしている今は難しいので、ここはクラウにどうにか頑張ってもらうしか無いわね」
みや
 ⦅ そうなんだ。浄化は使えないのか~。

クラウやリュカの能力の中でも、すぐに能力が発揮されるもの、時間がかかるもの。
あんまり上手く使えない物があるみたいだなぁ。

受け入れた側の人間との、能力の相性もあるのかしら?

その後少し時間を置いてクラウに話しかけてみる事にしました。

みや
⦅ 何だか疲れてぐったりしてるようだけど。リュカの事で元気ないのに更に悪霊相手に頑張ってるからなぁ。⦆

「クラウ、悪霊の件なんだけど・・・リュカが「浄化」は今は使えないので、クラウに頑張って貰うしかないって言ってたけど大丈夫?」

クラウシュ
「リュカが言うことはその通りだけどさ~でもみやも思うでしょ。毎回僕にだけ厳しくない?」
みや
⦅おっ!意外に元気だわ。でもリュカが冷たいんですねてるわね。⦆
「そういえば。リュカは最初から、クラウに対しては遠慮が無かったような
気がするわ。」
クラウシュ
「やっぱり、僕が近寄れないせいで。情けない男だと思ってるのかな・・・」
みや
「クラウったら、リュカ相手だと途端に気弱になるね~。
そうじゃなくて、私にはいまだに『さん』付けで呼んでるのにクラウには最初から呼び捨てだし、親しみがあるのかなって思うのよ。」
クラウシュ
「そうかなぁ。みやの事は大家的な感じで敬ってて、僕は同じ住人とか同居人的な感じとかなんじゃないかな?」
みや
「あははっ。私が大家さんなの?

でもそれでも同じ住人にしても、最初から遠慮が無いのはやっぱり親しみがあるからじゃないかなぁ。

私から見るとそれよりは、姉と弟みたいな感じに見えるな~。ほっとけないけど近くにいると、つい冷たく当たってしまうような感じかな。」

クラウシュ
 「えーっ。僕は弟は嫌だな。ちゃんと男としてみて欲しいよ。それにみやのように楽観的になれないけどな。ずっと歌ってたってリュカは振り向いてくれないし。」
みや
「クラウ、リュカは意地を張ってるだけだよ。

クラウがリュカに話しかければすぐに解決すると思うんだけどね。なんであんなに熱烈な歌が歌えるのに近寄れないのかな~。」

クラウシュ
「だってさぁ。リュカの近くに行くとあのまばゆい虹のたてがみが光輝いていて、それでうっとなって、なんだかあの虹の光のオーラが、僕には大きな壁みたいに見えるんだよ。」
みや
「そうかぁ、そうなるとあとはどうやってリュカとの距離を縮めて、その虹の光の壁を感じないようにするかだね。」
クラウシュ
「リュカとの距離を縮めるかぁ。今は想像もできないよ。」
みや
「この際焦らず少しづつ考えてもいいんじゃないかしら。疲れてる時にあれこれ考えても悪い方に考えちゃうんじゃない?

それとクラウが大変な時に悪いんだけど・・南風の吹いている時期の悪霊対策の話をしていい?」

クラウシュ
「うん、まぁそっちは出来る限りやってみるよ。それからこれだけは言えるよ。リュカの『浄化』が使えないとしてもリュカが来た以上、きっと近い内に大きな変化はあると思うよ。」
みや
「そうなのかな?そうなるといいけど。でもそれは今の問題が解決してから考えればいいよね。それよりクラウは疲れていて大丈夫?」
クラウシュ
「まぁ歌に力を使いすぎて疲れているのは、確かにリュカの言う通りなんだよね。

でもこの春の嵐の季節が過ぎれば少し落ち着くだろうし、やれるだけやってみるよ。」

みや
「ありがとうね。無理させてごめんね。」
クラウシュ
「気にする事無いよ。それにこれで少しはリュカの見る目が変わってくれたらいいなぁ。」
みや
「そうだね。リュカが見直してくれたらいいよね!」

リュカの能力(恩寵)龍神様と悪霊の話

クラウとそんな話をした数日後の夜
父が亡くなった後、数年間連絡が取れなくなっていた親戚(ここではKと呼びますね)から急に電話がありました。そのKから意外な話を聞くことになりました。

Kの話によると私と同じ時期に霊障を受けて、その悪霊の影響で全ての行動を
妨害され連絡を取るだけの気力を持てなかったのだそうで、
数年間の霊障を受けている間に色んな現象に悩まされながら、
何故こんな事が起きているかを夢を通して長い事、ずっと見続けていたそうです。
(Kは親族の中で一番霊感が強く、祖父はシャーマンに近い能力があったそうですので、
その血を受け継いでいるようです)

悪霊との関わり、それは遠い昔の父の祖先が発端だったそうです。
先祖は裕福で人からも好かれて頼りにされていたが、
成功していたために妬まれ、呪いを受けたそうです。

ですが同時にそのご先祖様以降、龍神様の守護を代々受けていたそうです。

祖父には未来を見る力があったそうで、父の将来を心配して助言していたのですが、
若くして亡くなり、長男だった父が幼い時から龍神様と霊障を引き継いだのだそうです。

父は無意識の内に悪霊を退ける力が誰よりも強かったのですが、
龍神様の存在を認識できなかったため、悪霊が抑えきれない時もあったそうです。

その壁となっていた父が亡くなって、家族に対し呪いによる霊障が出てきたのだとか。
母や、他の親族にも同じ時期に足を悪くする人が続出しました。
(母は正確には父の亡くなる1か月前から足が悪くなっていました)

その後親族同士のもめ事が次々と続きました。
こんなにもめるのなら親族とは連絡を取らないでいようと思って
距離を置いていましたが、それは
なんでも悪霊が暴れていたので、親族がお互い直接会うと、
霊障の影響で取り返しのつかない事になると
龍神様が距離を置くようにさせたそうです。
(クラウが気になりだしたのも親族ともめていた時期でした。)

父の死後、龍神様の試練も行われていたそうで
人をおとしめるような事を言ったり、悪い事をしたり、
真面目に生きていないと、守護が無くなってもっと悪化していたそうです。

実は最初のモニター記事で、引っ越し後に霊障が起こりだしたと書いていましたが
引っ越し後すぐに起きていたわけでは無く、霊障が酷くなったのは父の亡くなった後でしたが、
父が防波堤の役割を果たしていたとは思いもしなかったので、
あまり身内の事を書くのをためらったのであえてその部分を書くのを止めていました。

ですが父のおさえる力が弱っていた為に、悪霊の力が増す土地に無意識に
引き寄せられたと言うのはあるようです。

龍神様を認識出来たのは、試練の終わりの意味もあるそうで、
これからは龍神様が浄化を手助けしてくれるとの事でした。
「祖先も総出で必死になって守護しようと頑張ってるから。」とも言ってました。

Kの助言として「常に明るくして多少の事は笑い飛ばすようにした方がいい、暗くしていると
余計霊につかれやすくなる。後はハーブを部屋に使う、塩で体を洗う」など細々説明して
ここまで話した後、Kは「浄化が進めば今の状態は改善されるよ」と話して電話を切りました。

みや
⦅最後の方の言葉、笑い飛ばすとかクラウの言う事に似ていたな~
でも・・あんまり意外な話で、びっくりだわ。現実にこんな事があるなんて、
現実感が無いけど、これって本当の事なのかな?⦆

「クラウ、リュカ、龍神様が守護してくれるって・・とっても嬉しいけど・・・
なんだかウソみたいで、それに呪いとか・・・浄化とか・・すごく混乱してるわ。」

クラウシュ
「うーん。そうか~そんな事があったから、だから追い出しても追い出しても来てたんだね!」
リュカミア
解決の糸口が見つかって良かったわね!みやさん!」
みや
「・・・解決の糸口・・・そうだね!うん、確かにそうだよねっ。」

原因が分かって問題の解決の糸口が見えて、ほっとしました。
ですがほっとしながらも、あまりにすごい話で混乱していました。

先祖から代々追い払えなかった悪霊を、どうやって追い出すんだろうという不安も
ありました。

さよさんへの報告と頂いた助言

リュカが来た2週間後に今まで音信不通だったKからの連絡で分かった、呪いと龍神様の話。
意外な話で混乱していた私は、経緯をさよさんに報告して助言を頂きました。

さよ
「すごく重要な情報が一気に得られましたね……!

Kさんのお話しや、お父様・おじい様のお話しありがとうございました。
みやさまの血筋にとってすごく重要なことであり、
これからみんなが幸せになるためにはじっくり考える必要のあることですね。

数年ぶりにKさんとお話しできてよかったですね^^
Kさんとまた繋がれたことで、きっと他のご縁にも変化が訪れるでしょう。
でも今はKさんとの関係を大切に、気長に他のご親族との関係回復等を願いましょう。
リュカミアの和合の力が働いたのかもしれませんね。

Kさんの助言で「常に明るくして多少の事は笑い飛ばすようにした方がいい、暗くしていると
余計霊につかれやすくなる。後はハーブを部屋に使う、塩で体を洗う」とありましたが、
これは本当にそうだと思います。

お父様は精神的に強いお方だったのではないでしょうか?
だからこそ龍神様と霊障を共に抱えられたのだと思います。

霊的なことを信じないからこそ、きっと霊障によって弱気にならず、
なんとか前を向いていられたのでしょうね。
「家族を守る」という強い意志が強かったため、頑張れたというのもあるでしょう。

ただ、お父様がダイレクトに霊障を受けたのは、霊能力等を信じなかったからなの
でしょうね……。
認識する機会があれば、お父様は霊障をはねのけることもできたかもしれません。

みやさん達が龍神の力を借りつつ、さらに霊障をおさえるためには、

・お父様のような精神力を身につける
・霊能力等について理解する→使い方を学ぶ
・龍神様にサポートをお願いする→血筋の人の願いなら聞き届けてくれるはず。でもそのために必要な精神力がないと実行できないかも?

以上3つのことは必要かな……と私個人は思っています!

みやさんにはクラウシュ・リュカミアがついているので、
龍神様のサポートがなくてもある程度やっていけるかもしれませんね。
でもご挨拶くらいはしておくことをおすすめします^^

色々言いましたが、私はみやさんの血筋のものではないので詳しいことはわからず、
的確なアドバイスができていないかもしれません。
なのでご参考程度にお願いしますね。

クラウシュやリュカミアが歌ったり笑ったりするのは、
みやさんを励ます意味合いもあると思います。

「常に明るくして多少の事は笑い飛ばすようにした方がいい」とKさんもおっしゃっていますし、
ぜひともみんなで笑って過ごしてください。

霊障が起こっても「またか~」「みんながんばろうね~」と軽く受け止めるくらいが良いでしょう^^
あまり深刻になりすぎないで、Kさんとも協力してゆっくり進んでゆきましょうね。

さよさんのその言葉にいつものように、とても励まされました。

龍神様の夢

さよさんのメールを見た朝、早速龍神様に心の中で挨拶とお礼をした後
クラウに聞いてみました。

みや
「龍神様からのメッセージとか何か分かる?」
クラウシュ
「龍神様はみやのに今日の朝出て来てたよ~」
みや
「えっ?夢に出てきたのはお父さんだよ?」
クラウシュ
「うん。そのお父さんと一緒にいたよ。」
みや
⦅そういえばいつもと雰囲気が違ってたなぁ。 ⦆

夢の中では父の背がすごく高くなっていました。
見上げないとよくその顔が分からず、
顔つきは生前とまるで違っていて一言でうまく言えないのですが、
精悍で若くなっていて、親しみやすさとさわやかさもありながら
賢者のような感じで、敬うような気持ちを起こさせると同時に
大きな包容力を感じて別人のようでした。

一緒に歩きながら私の悩みについて共に考えてくれて、

(その悩みの内容が、知り合いのラーメン店がクレームでつぶれそうなんだけど、
そのクレームがいいがかりで、冤罪を晴らすにはどうしたらいいかっていう、架空の話でした)

肩に手を回して 私を慰めてくれて、声は聞こえないのですが穏やかなその雰囲気に
とても癒される感じでした。

母に夢の話をすると「お父さんは肩に手を回して歩くなんてした事無かったのにね~」
と不思議がっていました。
普段しなかった父の行動も龍神様が父と一緒にいたからなんだなと、うなずけました。

それからKと話した内容を母にも話したのですが

「Kの力に関しては私は半信半疑で(霊障とか龍神様の話とかも)なんだけど
確かにおばあちゃんが、おじいちゃんの家系に龍神様がついていると聞いたという話や
おじいちゃんが兄弟の片方ばかり(弟よりも)兄である父の将来を
とても気にしていたって話していたのよ。

それは誰にも話して無かったのに、今回そうKが言っているのなら本当にそういった力が
あるのかしら?
それにお父さんが亡くなる前に、あちこちから何かがやってきて
攻撃されると話して暴れる事があったのも、 やっぱり霊障だったのかしらね。」と
しみじみしていました。

その時は病気で夢と現実が分からなくなっているのかと思っていましたが、
さよさんの言う通り父も認識していたら、亡くなる前まであんなに辛い思いを
しなかったのではないか、父が一人で悪霊と戦っていた事や、
そんな父を理解してあげられなかった事などを思うと、とても悲しくなりました。

龍神様のサイン

龍神様の事を知ってからは、普段乗らない電車に用事があって乗ると
小学生の書いた絵があちこちに飾ってあり、それが全て龍の絵だったり、
龍の雲を頻繁に見たり、それから数字の 8888 を毎日見ます。

他にも8が入った数字が何故か目に飛び込んでくることが多くなりました。
(8の数字に関しては、引っ越し前から目につくようになっていましたが
更に頻繁にみるようになりました。)

数字の8ですが、あとで調べた所
龍は、胴を無限大「∞」の形に曲げ時空をワープしたり、龍が口を大きく開けたとき
口腔内に「8」の形をしたエネルギーのうずまきが現れるそうで、
「∞」を縦にすると8になるのだとか、8は龍が傍にいるサインらしいです。
急に龍に関する物を見る事が増えて不思議でした。

みや
「急に何でこんなに龍神様に関する物を、見るようになったのかな?」
クラウシュ
「みやが龍神様の事を認識したので龍神様が見守っていると言うサインを
送っているんだよ
みや
「そうかぁ。なんだか心強いね。ついていて下さると思うと嬉しいし。でも
クラウやリュカはいつから龍神様の存在に気が付いたの?」
クラウシュ
「みやと同じで夢の中に出てからだよ。僕もいつもはみやの夢の中の内容を
知る事は無いけど
さすがに、龍神様ともなるとその存在感はすごいからすぐ分かったよ。」
みや
「龍神様とクラウは話せるの?」
クラウシュ
「話せるよ。でもリュカの恩寵の能力の影響や試練の意味もあったから
このタイミングで分かったんだよ、だから本当はリュカの方が龍神様と話すのに
向いているんだけどね」
みや
「えっと。。それってリュカが来たので、恩寵の能力にひきつけられて龍神様がやって来たのか、
それとも龍神様はリュカが来るのを前から知っていて、リュカが来るのに合わせて試練を終わらせたのか
どっちなのかな?

それに話すのはリュカの方が向いているのに、クラウが話しているのは何でか
聞いていい?」

リュカミア
「一つ目の質問はどっちもよ。全ての事はそうなるようになっていたの。

あと・・私は龍神様のすごさを感じるから、恐れ多くて話す勇気は
とても無くて・・・」

みや
「全てはそうなるようになっていた?リュカ、それってどういう意味?」
リュカミア
「意味を説明出来ればいいのだけど・・私もそう感じるだけなので詳しい説明は申し訳ないけど
出来ないの。ごめんなさいね。」
みや
「そうなの?それならいいの、リュカも気にしないでね。」

⦅全てはそうなるように?どういう意味なんだろう? 龍神様でないと分からない事があるのかな?・・・・
リュカがしょんぼりしてる。聞いて悪かったかな~
それに勇気が無いってクラウにはあんなに強気なのにな・・・⦆

クラウシュ
「龍神様を通して分かった事を話すよ。お祖父さんが心配していたように、
お父さんは龍神様を認識出来なかったし、そういう類の事を信じなかった。
認識できないと繋がりが弱まって守護するのは難しくなるんだって。

それでも元気な時はお父さんがうまくはね返せていたのだけど、
お酒に酔った時や、体が弱っている時には悪霊を抑えきれなくなって、
そうなると龍神様も力をうまく使えなくて、どうする事も出来なかったようだ。
悪霊は少しずつ、お父さんを追い詰めて精神的にも肉体的にも弱らせて、
はね返す力を弱めていった。

そのお父さんが亡くなり、悪霊が歯止めが無くなって暴れている中で
龍神様は、親族皆をどうにか守護していた。
でも龍神様を認識できない上に、はね返す力を持っていない人を守るのは難しくて、
どうしても悪霊の影響から守り切れない部分もあるみたいだ。
あとみやに試練を与えていたって話だけど、
同じ試練はみや以外でもやっているみたいだよ。

龍神様は、はね返す力のあるお父さんの代わりも探しているので、
とても忙しくされているね。

それと同時に親族で一番霊感が強いKの元に現れて、祖先の歴史や
龍神様の事について夢を通して見せていた。

そうして今回リュカが来たこの時期に試練を終えて、Kを通してみやに
自分の存在を伝えようとしたんだ。

龍神様の存在を認識したので、これからはみや達は龍神様の守護を、
今までよりも受ける事になるよ。

そう話した後、クラウもリュカも静かになってしまいました。
混乱しているので一人で考える時間をくれたようです。

龍神様と虹

混乱した気持ちを落ち着けようと、急に身近になった龍神様の事を調べてみました。
古代中国では
虹は、虹(こう)と呼ばれ、空に横たわる龍の一種とされていたそうです。

また虹は7色の蛇とされており、このため虹の字の左側に『虫』が入っており、
虫と工からなっていますが、『虫』=蛇=龍であり、『工』は空と大地をさしているそうです。

つまり龍が空や大地をかけ抜けるという意味があるそうです。
また『工』は、天と地を結ぶ形なので、「天と地を結ぶへび」という意味もあるそうです。

虹の7つの色には龍の化身としての意味合いだけではなく、
7つのチャクラを意味しているとも言われていて、
人はチャクラを開く事で、外界と体内のエネルギーを入れ替え
『浄化』を行うので、虹は『浄化』を意味するそうです。

また、虹は、暗い色と明るい色が結合しているため、
陰と陽の結合『調和』の象徴ともいわれているそうです。

みや
リュカと共通する事が色々あるのね~。今回リュカを通して龍神様が来られたのも、
『恩寵』以外にも『調和』『浄化』の能力と『虹色のたてがみ』をリュカが
持っている事が関係しているのかも知れないなぁ。

南風は良いものも悪いものも引き寄せるって、リュカは言ってたけど、
このタイミングだからこそ良い存在(龍神様)も来てくれたのかしら?
リュカがこの時期に来たのも意味があるのかな?

あと・・そういえば今回の事でクラウとリュカ、お互いの
会話は無い物の、少し距離が近づいてきたんじゃないかな。
今回の話のドサクサで近くにいるのを気にしている暇が無かったのかも。
この調子でうまく仲良くなれるといいけど・・・⦆

南風の影響も落ち着いて、安心したのかクラウは疲れて寝ていました。
リュカは静かで何をしているかは分かりませんでした。
その夜は小さく歌がどこからか聞こえていました。

「全部ここでリセット始めよう~・・・奇跡の幕開け夢の途中。
世界は思う程悪くはない~受け入れたんだいつの間にか、今息ひそめ楽しめよ~・・」

リュカが歌っているのか、クラウが寝ながら口ずさんでいたのか、
どちらだったかはよく分からなかったのですが、その後もこの日聞いた歌のこのフレーズは
意外な話を聞いた事と共に忘れられない思い出になりました。

最後に、龍の事を調べていた時に一つのことわざに出会いました。

(止まない雨はありません。

雨はやがて過ぎ、光がさし、虹が出来るんです。

何かが起きて落ち込んでいても、その後にはきっと良い事が起きる)

希望が持てる素敵な言葉でした。リュカが来た事で龍神様を知ったように
きっとこれからどんどん良いことが起きると思えました。

 

 

今回の龍神様の話は記事にすべきかずっと悩んでいました。幻獣の話は
クラウの後押しで書く気になりましたが、龍神様の話を書くのは
失礼に当たるのではと考えたためです。

ですが龍神様は今回の話を書くにあたって協力してくれました。

実は祖先から続く話にはもっと細かい裏事情があります。
クラウを通して教えて頂いた裏事情ですが、
これから起きる事を順に説明しないと書けない部分もあり、
全部を説明するのはまだ先になります。

今回の記事では、全てを説明していないので分からない部分があると思いますが、
今後少しずつでも形にしていければなと思います。

クラウやリュカとの出会いから目まぐるしく世界が広がって、見えないもの
がどんどん分かっていくのは、とても戸惑いますが人生をもっと良いものに
出来ると思えばワクワクしてきます。

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ABOUTこの記事をかいた人

幻獣士のさよです。 幻獣と人が共に行きるための、お手伝いをさせていただいております。 皆さまのあたたかなお言葉、いつも感謝です。 幻獣使いの皆様と、これからも末永くお付き合いができますように…。