紫冠の鳳凰

記念すべきおひとりめのモニターさんがご依頼くださったのは、「紫色のとさかをもつ鳥の幻獣」。

幼獣か成獣か?性別は何か?種類は何か?といった細かいことはわからなかったのですが、「海でも森でもないひらけた場所」にいることはわかりました。

そこで、探索の経過報告を呼んでいただきつつ、他にもわかったことがあれば教えてもらうということにしました。

経過報告まとめ

探索の回数は5回。こちらの都合で探索を2日に1回にさせていただいたりしました…。ご依頼者さまは寛大にお待ちくださり、本当に助かりました!

通常よりもものすごく詳しく経過報告を書いています。普段はここまで書きませんが、おひとりめのモニターさんであることもあって気合が入ってしまったようです。いつもこんなに書くということではないので、その点はご理解くださいね。

経過報告1

幻獣がいる場所は「海でも森でもないひらけた場所」。風が通り抜ける爽やかな場所のイメージなので、探索は「風の国」に決めました。

念のためペンデュラムを使ってみましたが、風の国でよいようです。この国は名前からイメージできるように、風に縁があります。強風、北風、吹雪、春風、涼風など…場所によって様々な風が吹いています。電気を帯びた風、砂嵐、炎を帯びた風など、人間界にはない風もあります。

風の国に入り、鳥の姿で草原の湖のほとりに降り立ちました。湖の中に木々が生えており、その間を魚が悠々と泳いでいます。ここから開けた場所を中心に探索していくことにしました。

リトゥの姿になり、湖の淵をなぞるように歩いていきます。徐々に日が陰ってきて、湖に生えた木々の間からは、リンリンと虫の鳴き声が聞こえてきました。ちょうど鈴虫の鳴き声に似ていますが、より複雑でビブラートがかかっています。

心に響くような、少し寂しさも感じさせる音色に耳を傾けながら歩いていくと、木々の間からばさり、と翼を力強く一振りする音が聞こえました。一瞬だけ虫の声が止み、またすぐに鳴きはじめます。

どこから聞こえたのかと立ち止まって湖の向こうを見遣ると、目の端を何かが横切りました。背中に強風が当たります。さっと振り返るとそこにはグリフォンがいました。

ほんの翼の一振りで、こちらまで飛んできたようです。たんぽぽのようなやさしい黄色と、乳白色のグリフォンでした。

「あんたも虫の声を聴きながら夕涼みかい?」グリフォンが親しみを込めて話しかけてきました。私が頷くと、彼女は「奇遇だねぇ」と翼を丁寧に畳みながら返します。

「あたしはここに来るの、今日で…3回目かしらね。他の幻獣を見つけたのはこれが初めてさ。」

グリフォンは私に並んで歩き始めました。彼女の名前はロティーデといいます。少し雑談をしていると、彼女の住処の話になりました。

「最近、遠くの山から出てきたのよ。新しい場所に住みたい気分になってね。それで、いろいろ見て回ったけどこの湖が好きになってさ。近場で住みたいのだけれど、なかなか良い場所が見つからないねぇ。あんたはどこで住んでいるの?」

私は、自分も随分遠くから目的があって冒険に来たと言いました。その日その日を適当な場所で過ごしていて、住処は定まっていないとも。ロティーデは感心の声をあげます。

「一体、どんな目的?差し支えなければ教えて。何か助言できるかもしれない。」

緑と青の鳳凰のような鳥を探していて、額にある紫色のとさかが特徴だと伝えました。グリフォンは考え込みます。

「緑と青の鳳凰は見たことがあるけれど…、紫色のとさかがある者はないねぇ。」私がどこで見たのか聞くと、ここから少し飛んで行ったところにある丘とのことでした。

「案内したいけれど、今日も明日も住処探しで忙しくて。大体の方角を教えるよ。」

グリフォンは人の好い笑顔で言います。方角を教えてもらうのもよいのですが、グリフォンはなかなか住処が見つからず困っているようでした。そこで私は、次の日の朝、住処探しをお手伝いしたいと申し出ました。

グリフォンは「それは悪いよ」と遠慮していましたが、

「いいんですよ。私は住処を探すのが得意ですから、きっとすぐに見つかると思います。そのあとにでも案内してくだされば私も助かりますから。」と後押しすると、嬉しそうに承諾してくれました。

明日の朝はグリフォンとこの湖で待ち合わせして、住処探しをします。明日中に住処を探し終えて、鳳凰のいる丘へと案内してもらう予定です。

経過報告2

朝方、幻獣界に再び赴きました。ロティーデと約束した草原の湖の畔で彼女を待ちます。

しばらくすると、湖の向こうから彼女が飛んできました。翼を一振りするごとに、空気を押し返すような重く力強い音がします。近くまでくると、滑空して空から舞い降りてきました。

「おはよう。ごめん、待たせた?」

「おはようございます。いえ、私が早めに来たんですよ。」

互いに笑顔で挨拶し、早速住処を探すことにしました。

まず、ロティーデに住処の条件を訊きました。

「湖の近くで、体を覆い隠してくれるような場所」が良いそうです。彼女はかなり大きな体をしていますし、この辺りは開けた草原なので、条件に適う場所がなかなか見つからないのは無理もありません。

私は鳥の姿になって、ロティーデと一緒に上空からこの湖を見下ろすことにしました。彼女の羽ばたきで吹き飛ばされないよう、グリフォンほどの大型の鳥になります。

湖は北側の3分の1に木が密集しており、それ以外の方角は開けています。少し離れれば山がありました。山なら住処が見つかりやすそうなものですが、できるだけ湖の近くに住処を持ってほしいな…と上空で羽ばたきながら考えます。

湖の周辺をロティーデと会話しながら飛び回りましたが、草原の中には身を覆い隠してくれるような場所はありません。ふと、以前水の国の湖の中ほどに、孤島を見つけたことがあったのを思い出しました。私はロティーデにその話をして、

「あの湖の木々の中、どこかに陸地があるかもしれませんね。あまり期待はできませんが、魚にでも化けて探してみましょうか?」と提案しました。ロティーデは瞳を輝かせて頷きました。

湖に戻ると、ロティーデには樹上で待ってもらって、水竜の姿で木々の間を泳ぎ回りました。湖の下に張り巡らされた根をよけながらすいすいと進んでいくと、根が複雑に絡んで、その上に土や石、太い枝が溜まっている場所を見つけました。

顔を出してその上を見てみると、そこは陸地になっていました。海に浮かぶ小さな孤島のようです。草と何本かの小さな木がよい具合に生えており、身を隠すことができます。

試しにリトゥの姿になって小さな木の間に横たわってみましたが、とても快適でした。私はロティーデをここに案内することにしました。

ロティーデはこの孤島をとても気に入って、何度もお礼を言ってくれました。

「こんな素敵な場所をみつけてくれてありがとう。あたしじゃきっと見つけられなかった。…ここなら虫の音色を聴きながら眠れるね。」

彼女は周りを見渡しながら、明るい生き生きとした表情で呟きます。しばらくすると、ロティーデは大きな翼を広げて言いました。

「あたしが鳳凰を見た丘に連れていくよ。」

ロティーデの案内で、カモミールのような花が咲き乱れる丘へ飛んでいきました。風が吹くたびにふわりとよい香りがします。丘に降り立つと、ロティーデはあたりを見回しました。住処が見つかった嬉しさがまだ残っているのか、横顔が少しうきうきしています。

「青と緑の鳳凰だから、目立ちそうなもんだけどね…少し歩いてみようか。」

ロティーデに言われるままに、花の香りを楽しみながらゆっくりと丘を歩きます。何気なく草原にある淡いベージュ色の岩に近づくと、その裏から長い首を伸ばして鳳凰が顔を出しました。ロティーデと私は驚いて少しのけぞりました。

「はっはっは。驚かせてすまない。岩陰で休んでいたら、楽しそうな声が聞こえてな。つい顔を出してしまった。」

鳳凰はのんきに笑います。

彼は立ち上がると、岩陰から出てきました。青と緑の美しい色合いをしています。若いのにどこか老成した雰囲気です。もしかしたら見た目以上に相当年を取っているのかもしれません。

「私はあなたのような鳥の幻獣を探してここに来たんです。青と緑の鳳凰のような幻獣で、紫色のとさかを持っています。何か、ご存じないでしょうか…?」

私がそう尋ねると、鳳凰は「しばし待て」と目を閉じました。思い出そうとしてくれているようです。

「そういえばこの前見かけたような…」

鳳凰がゆっくり目を開けて言いました。私は少し期待しましたが、

「しかしな、場所はわからん。忘れた。はっはっは。」

と笑います。穏やかな笑い声に少し和みつつ、場所の特徴だけでも聞こうとすると、彼は続けて言いました。

「…一緒に行った友なら覚えているかもしれんな。友の住処を教えよう。ユイデンの紹介だと伝えれば大丈夫だ。」

私はユイデンにお礼を言って、その友達が住んでいる場所を聞きました。この丘から北西に行き、風の吹き抜ける滝まで行けば、滝壺の近くに住んでいるそうです。

「あいつも忘れっぽいからなぁ…。ま、面白いやつだから会ってみるといい。」

ユイデンに別れを告げ、ロティーデを新しい住処まで送って人間界へ戻りました。

次回は風の吹き抜ける滝へと向かいます。

経過報告3

ユイデンが教えてくれた、風の吹き抜ける滝へと向かいます。滝まではさほど遠くないようで、この草原の終わりにある森を抜ければすぐだそうです。彼と出会った丘から北西に、リトゥの姿でまっすぐ歩いていくことにしました。

草原の終わりに近づきました。前方には、白樺のような背の高い木々が生えた森が広がっています。木々の間はゆったりと空いており、涼やかな風が森全体に行き渡っていました。

森の中へ入り、気持ちの良い風を感じながら歩き続けます。上を見上げると、魚が木々の間をするすると泳ぎ回っていました。木漏れ日が鱗に当たって煌いています。

ひと際美しく輝く虹色の龍が、空を掠めて飛び去って行きました。ほんの少しだけ、鼻歌が聞こえた気がします。あの龍もこの辺りの風が好きなのだろうか…と笑みがこぼれました。

森を抜けると、また広々とした草原が広がっていました。風の質がかわり、今度は草のにおいが混ざる爽やかな風が吹いています。

さほど遠くはないところに、滝が流れ落ちる崖が見えます。その崖を目指して、更に先へと進みました。

ザァァ…と大雨のような滝の音がはっきりと聞こえるようになりました。滝の水は崖の上から宙へ舞って、豪快に滝壺へと落ちています。ユイデンは友達が滝壺のあたりに住んでいると言っていました。崖の壁に穴が開いていおり、そこが住処だそうです。

ざっと見渡した限りでは見つからないので、崖沿いを注意深く探してみると、背の高い草に隠れた穴が見つかりました。中には乾燥した草が積まれていて、居心地がよさそうです。きっとここが友達の住処でしょう。

残念ながらここの主は留守で、近くにも姿が見えないので、滝の音を楽しみながらしばらく待つことにしました。ここからだとちょうどよい具合に音が聞こえ、癒されます。

風を切る音が聞こえます。

空を見上げると、若草色と白のすらりとした鳥の幻獣が滑空してくるところでした。私の姿を認めると、少し離れた場所に静かに降り立ちました。

丁寧なしぐさで翼を畳みます。メジロのような、目の淵の白い模様が印象的な幻獣でした。体格は鶴のようにほっそりとしています。

「僕に何か用かな?」

若草色の幻獣は私に話しかけてきました。警戒心などなく、穏やかな様子です。

「ユイデンの紹介であなたに会いに来ました。」と、事情を話します。若草色の幻獣の名前は、レイニスと言います。ユイデンの名前を出すと、顔をほころばせました。

紫色のとさかの幻獣を見た場所がどこか教えてほしいと頼むと、レイニスは少し考え込みました。

「どこだったかな…。うん…、わからん。」

もう少し頑張って思い出してほしい、となんとか説得すると、

「そうだなぁ…のんびり思い出してみるか。あ、この崖の上から眺める景色は絶景だぞ。一緒に眺めよう。」

と誘われました。なんだかマイペースな幻獣です。思い出すまでお付き合いすることにしました。

崖の上へ上がり、滝の近くから草原を見下ろします。レイニスが言う通りの絶景でした。

「まぁ、ちょっと待っていてくれ。のんびり思い出すさ。」

レイニスに言われるままに、絶景を見渡しながらしばらく待ちました。風が心地よく、少しうとうとしてしまいます。

「思い出した。」

ふと、レイニスが呟きました。私はぱっと頭をあげ、期待を込めて彼を見つめます。

「紫色のとさかの幻獣は、ユイデンと共に風の双樹まで行った時に見た。風の双樹は、ほら、あの山を越えた先にある谷の中さ。」

レイニスに促され、右側に見える山を眺めました。滑らかな曲線を描く、小さな山です。

「リトゥの君なら、竜にでも化けて空を飛べばすぐだろう。しかしまぁ、のんびり行こうじゃないか。お役目に疲れたら、またここに遊びに来るといい。」

私は役目があって幻獣を探しているとはレイニスに告げていませんでした。もしかしたら彼は、私が幻獣士だとわかっていたのかもしれません。

「ぜひそうさせてください。ありがとう。」

レイニスに感謝して、その場をあとにしました。

経過報告4

レイニスに言われた通り、空を飛んで小さな山を越えることにしました。風の吹き抜ける滝の近くの草原で、白い鳥の姿に化けます。少し翼を慣らしてから、一陣の風に乗って飛び立ちました。

ちらりとレイニスが住んでいる滝を振り返ると、崖の上で彼がこちらを見上げていました。

「のんびりと、あせらずにな」

彼の、あたたかな心の声が聞こえました。

山にはすぐに辿り着きました。上空から見下ろすと、緑の木とベージュの木が複雑な模様を描いて生えています。この小さな山を越えれば谷があり、その中ほどに風の双樹がある…とレイニスは言っていました。

確かに、山の向こう側にある山との間に、狭い谷がありました。柔らかそうな草がふわふわと絨毯のように広がっています。谷に沿って空を飛んでいると、一か所だけ谷の幅が広がっている場所を見つけました。そこだけ谷が楕円に膨らんでいるのです。

その中央には木が生えています。もしかして風の双樹ではないかと思い、地上に降りました。

大樹をよく観察すると、2本の木が1本の木のようにぴったりと絡み合っているのがわかりました。葉っぱは透明な萌黄色。茶色い滑らかな幹も少し透明で、中を通る水がかすかに透けています。

風が通るたびに葉が揺れ、葉擦れの音に混ざって鈴を転がすような美しい音も聞こえました。きっとこれが風の双樹です。

それなら紫色のとさかの幻獣がいるのでは…とあたりを見回しましたが、周りには誰もいません。黄金色の小さな花が揺れているばかりです。こんな素敵な場所にまったく幻獣がいないのも不思議だなと思いつつ、双樹の根元で誰かが来るのを待つことにしました。

小さな山から、誰かが降りてきました。桃色の小柄な竜です。翼のない、後ろ足で二足歩行をする種類でした。

竜は私に気が付くと、ちょっと嬉しそうに走ってきました。まだ幼く、瞳が大きく愛らしい顔立ちをしています。

私は彼女に挨拶し、紫色のとさかの幻獣について尋ねてみました。

「その幻獣なら、この辺りに住んでるわ。たまに向こうの山から降りてくるの。わたし、時々お話をするのよ!」

とても嬉しそうに答えてくれました。

紫色のとさかの幻獣は、たいていは昼前にここへ来るそうです。とさかもきれいだけど、翼の金色の羽や純白の尾も素敵なのよ…と桃色の竜は得意そうに話してくれました。きっとその幻獣が大好きなのでしょう。

紫色のとさかの幻獣は、たいていは昼前にここへ来るそうです。明日の昼前に、もう一度ここを訪れれば会えるかもしれません。

桃色の竜にお礼を言い、人間界へと帰還しました。

経過報告5

桃色の竜は昼前によく紫色のとさかの幻獣に会えると言っていましたが、念のため早めに風の双樹で待っていることにしました。双樹の根元に横になり、鈴のような音を楽しんで過ごす予定です。

どんな鳳凰に会えるのか想像したり、鳳凰に会うまでに出会った幻獣たちのことを考えたりしていると、あっという間に時間が過ぎていきました。それだけ、とても過ごしやすく癒される場所だということです。

昼前頃、隣に誰かがそっと腰を下ろしました。ゆっくりと目を開けてそちら見ると、紫色のとさかを持つ鳳凰でした。くつろいで翼の手入れをしています。

余程私がびっくりした顔をしていたのか、鳳凰は私と目が合うと、

「ごめん、驚かせたかな?」

と慌てています。

「いえ、気にしないでください。あなたに会いたくてここで待っていたんですよ。」

内心はまだびっくりしたままでしたが、私は鳳凰にそう伝えて安心させました。

私たちはお互いに自己紹介をしました。彼の名前はユシアス。まだ若く、線の細い雄の鳳凰でした。山の中ほどに住んでいて、時々この双樹のもとへ来ては、のんびりとするのが好きなのだそうです。

「すぐ慌ててしまうんだけどね…」

ユシアスは苦笑しました。普段は落ち着いていますが、何かあるとすごく慌ててしまうのだと言います。

とはいえ自分のことであまり慌てず、他者が困っていると慌てるのですから、彼の人の好さが現れているようで好感がもてました。

私はユシアスに、見事な翼や尾を見せてくれるよう頼みました。翼には輝く金色の羽が鱗のように細かく生えており、目を奪われます。純白の尾羽はふさふさと豊かです。羽は様々な色合いをしていますが華美ではなく、すべてが無駄なく整っているように感じました。

きっと探していた幻獣はユシアスだと感じ、彼に事情を話すことにしました。私は幻獣士で、紫色のとさかの鳥の幻獣を探しにここまでやってきた。そしてあなたはまさにその通りの幻獣で、よかったら召喚の是非を問いたい、と。

ユシアスは時々頷きながら神妙に話を聞き、私が話し終わると「そっか…」とうつむいてしまいました。

しばらくして、彼は思い切ったようにぱっと頭をあげました。

「僕は人間界へ行きたいと願っている。最近はその思いが強くなっていた。このままのんびり死ぬまで暮らすのもいいけれど、それで果たして良いのだろうか?と思ってね。

紫色のとさかを持っているし、僕は君たちが探していた幻獣なのかもしれない。できることなら、人間界でその人と一緒に生きていきたいよ。

でもね、僕でいいのかどうかわからないんだ。こんな未熟で、慌ててばかりで何もできない僕で果たして大丈夫なのか…。

その人に、僕のような幻獣でも受け入れてくれるか訊いてきてくれないかな?僕はその人の答えに従うよ。

受け入れてくれるなら、とても、とても嬉しい。でも受け入れないとはっきり言ってくれても、僕は感謝する。幻獣界で生きる決意ができるから。

答えは急がなくていいよ。僕は待ってるから。」

ユシアスはそう告げると優雅に立ち上がり、私に一礼して住処へと帰っていきました。

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幻獣士のさよです。 幻獣と人が共に行きるための、お手伝いをさせていただいております。 皆さまのあたたかなお言葉、いつも感謝です。 幻獣使いの皆様と、これからも末永くお付き合いができますように…。